シンプルな4つのステップで、サステナビリティに戦略的に取り組む
今回は、サステナビリティのプランを作るための、素晴らしいツールをご紹介します。4つのステップから成るシンプルなアプローチで、ABCDの順で覚えられるものです。
A:アウェアネス、気づき:
皆の共通言語を作りましょう。なぜサステナビリティに取り組むのかの合意が必要です。
B:ベースライン分析、現状分析:
厳密に、正直に現状を分析します。
C:人を惹きつけるビジョン、サステナビリティのビジョンをつくること:
バックキャスティングに、持続可能性の4原則を踏まえて、私たちが望む、持続可能な未来を野心的に描きましょう。
D:優先度に基づく意思決定:
①そのプランで最終目標に近づくか、 ②そのプランに柔軟性はあるか、③経済的に実行可能か この3つの質問を踏まえて、優先度を決めます。
このABCDのステップは一度取り組んで終わりではなく、いつでも何度でも見直すことで、サスティナビリティの実現に近づけます。
『クリエイティブ・ギャップ』が成功の秘訣
ここで重要なことは、「B:厳密に正直に現状を分析すること」と「C:野心的なビジョンを作る」ことです。そうすることで組織に『クリエイティブ・ギャップ』がもたらされます。その緊張関係が、サスティナビリティを本当に実現していくための、エネルギーとクリエイティビティを組織にもたらしてくれます。
※現在のYou Tubeの字幕機能は、管理者が指定した文言ではなく、自動翻訳が反映されている模様です。本意とは異なる翻訳文字が掲載されますので、ご留意ください。
動画で学べるサスティナビリティシリーズ
- サステナビリティ:どこまでだったら大丈夫?
- エコロジカル・フットプリント:人間が地球にかける負担はどのくらい?
- サステナビリティに取り組む最適なタイミングとは
- サステナビリティの科学的定義とは
- 持続可能性を阻む4つの根本原因とは
- サステナビリティ・プラン:アインシュタインの問題解決法(バックキャスティング)
- 4原則-サステナビリティ・ゲームに勝つために
- 環境・人間社会・経済からみる企業価値~トリプルボトムライン~
- 気候変動は、本当に人為的なものでしょうか?(ボストーク基地)
- システムシンキング:教訓「ボルネオの猫」の物語
- サステナビリティ・プランをつくる4つのステップ
いかがでしたか?サステナビリティとイノベーションがなぜつながるのか、より詳しく知りたい方のためにeBookをご用意しました。ぜひ下記よりダウンロードしてご覧ください。
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アレクサンダーは、カナダを拠点にサステナビリティを軸に活動するコンサルタントであり、イラストレーター。「持続可能な発展」に関するアニメーションビデオ、イラスト、プロジェクトの可視化を行うクリエイターで、今求められている変化に貢献。
また、Sustainability IllustratedというYouTubeチャンネルを運営。これまでにないやり方でサステナビリティを伝え、学ぶためのキャッチーなビデオを無料提供。
以前はナチュラル・ステップでサステナビリティ・アドバイザーとして7年間、戦略的サステナビリティ・プランニングについてビジネスやコミュニティをサポートしていた。サステナビリティについてのキャパシティ・ビルディングのためのワークショップ、アドバイザリー・プロジェクト、そのためのプレゼンテーションの経験豊富。
シビル・エンジニア(土木技術士)で2007年にスウェーデンで「持続可能な社会を目指すための戦略的リーダーシップを学ぶ修士課程(MSLS)」というナチュラル・ステップ・フレームワークに基づく大学院を修了。